感想

小玉ユキ『羽衣ミシン』

羽衣ミシン (フラワーコミックス)作者: 小玉ユキ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/08/24メディア: コミック購入: 2人 クリック: 145回この商品を含むブログ (154件) を見る新規開拓ー。 前作の『光の海』も気になってたんですが こっちを買ってみました…

鈴木ツタ『あかないとびら』

さっぱり放置してたココですが。 マンガを落ち着いて読もうという精神的な面でのゆとりができたので 読後の一言感想くらい書いていこうと思います。とりあえず、今日購入の3冊のうちの1冊を。あかないとびら (バンブー・コミックス 麗人セレクション)作者:…

久々に

ほぼ日刊イトイ新聞編『がんばれ自炊くん!』(角川文庫) 1人暮らしを始めるもので。 時計野はり『お兄ちゃんと一緒』5巻(花とゆめコミックス/白泉社) 相変わらす、ロリな妹というどの読者を狙ったマンガなのかわからないこのマンガ。一応設定としては血…

水城せとな『窮鼠はチーズの夢を見る』(小学館) レディコミレーベルから出版されている本書。BLと言っていいのやら。作家さん本人も「初のレディコミ」と言ってるし、やおいと言うよりゲイ本か? 帯に書かれた”男を抱くのは怖いですか・・・?”のコピー…

三浦しをん『桃色トワイライト』(太田出版)

三浦しをん氏のエッセイが好きだ。なんというか、ヲタ女子がわが身を振り返らざるおえないような内容が目白押しで読んでいて、笑いながらも引きつりそうな感じがとてもおもしろい。今回の『桃色トワイライト』ももちろんおもしろかった。本編中に西田東氏を…

四方田犬彦『「かわいい」論』

全体的にとても興味深い示唆がなされていて、おもしろかった。特に、東京と秋田の大学生に対して行った「かわいい」に関するアンケートが。だけども、所々ん〜〜??となるところアリ。私が引っかかったのは『美少女戦士セーラームーン』に関する記述。欧米で…

『長い長いさんぽ』須藤真澄

18日に少し感想を書いたが、「泣いた」で済ますのはどうかと思うのでもう少し詳しく何故泣いたかも含め感想を書こうかと。ネット上ですでに様々な感想がでており、読んだが結構否定的なものも多かった。ある意味須藤氏の「異常なまでのゆずへの依存」が賛…

緑川ユキ『夏目友人帳』第1巻(白泉社)

友人のオススメ。 読んでいてどうしても今市子『百鬼夜行抄』を思い出す。設定が酷似してるのは否定できない。 妖怪、幽霊の類を見ることのできる主人公 その主人公をなんらかの理由によって助けるある程度力のある妖怪 主人公よりも能力を持った祖父・祖母 …

丸山昭『トキワ荘実録−手塚治虫と漫画家たちの青春−』(小学館文庫)

マンガ好きだと言いつつトキワ荘についてほとんど知らないことに思い至り、これは基礎知識くらいは仕入れねばと思い読んでみた。あとは、今となっては巨匠と呼ばている多くのマンガ家たちを『少女クラブ』からデビューさせたという著者丸山昭氏に興味があっ…

東浩紀編『網状言論F改 ポストモダン・オタク・セクシュアリティ』(青土社)

オタクや萌えをめぐってモメてるなぁという本。 オタクを揶揄するでも、エリート視するでもなく、ちゃんと社会学的な、または精神論的な議論の対象にしましょうよ、という提案が第一目的の様。 永山薫氏のエロマンガに関する項で書かれている「男性オタク達…

よつばと再び

こないだも『よつばと!』について書いたが、キャラクター以外で好きな部分を少し書こうかと。 このマンガでとても好きなのが夏の描き方だ。特に好きなのが2巻に収録されている第14話「あさぎのおみやげ」の回の冒頭のシーンだ。この冒頭のシーンは開始2コマ…

コミケ体験記

もう既に1週間近く前のことだが12月29〜30日に開催されたコミックマーケット69に一般参加した。 私にとって初コミケであった。長年マンガ好きとして過ごし、中、高校生時代には地元の同人誌即売会にも行っていた。が、地方者なためコミケは未参加だったのだ…

よつばとおとなたち

『ユリイカ1月号』「マンガ批評の最前線」を読む。この中に『よつばと!』作者あずまきよひこインタビューがあった。その中で意識的によつばの視点を描かないようにしているという話がされている。 これで納得がいった。このマンガは私たち読者がみんなでよ…