鈴木ツタ『あかないとびら』

さっぱり放置してたココですが。
マンガを落ち着いて読もうという精神的な面でのゆとりができたので
読後の一言感想くらい書いていこうと思います。

とりあえず、今日購入の3冊のうちの1冊を。

あかないとびら (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

あかないとびら (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

同じく竹書房から出ている『hand witch』がおもしろかったので。
今回も楽しく拝読させていただきました。
前作より、受/攻の社会的もしくは、精神的な立場の差を大きくとったような印象を受けました。

○1、大学時代の先輩(攻)×後輩(受)

もともとゲイの後輩が、学生時代好きだった先輩の仕事を手伝いにいく。
そんで、後輩の受オーラに先輩が精神的に拒否しつつも欲情する、みたいな話。

攻視点の話と、受視点の話の2話で構成されていたのですが、
攻視点からの話だと、ただただ大人しくて何故か男へ向けてのフェロモンむんむんという
BL界には時々いらっしゃるタイプの受かと思いきや、
受視点からの話では「なんとかしりに先輩のこれを挿入したい」だの
見事ながっつきっぷり。話がどうこうより、このイメージちゃぶ台ひっくり返しが見所。 


○2、ドS王子(攻)×地味め同級生

1、と同様に攻/受視点の2話で構成。
ただし、最初の話からの印象を裏切るのは攻の方。
”優しくて、かっこよくて、頭よくて、スポーツできて・・・”
みたいな王子様かと思いきや、”天然ドS”。
で、1話目と同じく、イメージひっくり返しだけで読ませるわけでなく、
ストーリー中の攻は周りから”万能王子様”と思われてるのに違和感を感じている。
で、そのイメージのまま近づいて、実際のドSとの差に疲れて自分からさっていくのに
うんざりしているというプラスα付き。

読んでるほうも、ちゃぶ台を何回もむやみにひっくり返されたら疲れますからね。
雑誌への掲載順は2、→1、のようですが、単行本の収録順は
1、→2、で正解だなぁと思いました。


3、公務員マジメ年下(攻)×生活力無な売春美中年(受)

ファンタジー設定な受には萌えないので感想が薄いです。
そんな20代後半に見える39歳売春美中年て。


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前作『hand witch』は”友達の恋バナきいちゃった”ような話が
多かったので、そちらとあわせて読んだ方がいいかもと思います。

チョコミントの前に、バニラ食べとけっちゅーことです。