とりあえずチェックいれとこうか、な少女マンガ家その1

最近の低年齢層向けのマンガ誌の中では、すっきりした絵柄で元少女にも見やすい。お話もおもしろい。

  • 上岡睛(ひとみ)

別冊マーガレット』2005年12月号に掲載された「彼女はマリリン」でデビュー作(確か)デビュー作とは思えない絵の上手さ。なんで、こんなこなれた絵を描けるのかとびっくりした。作品自体は1つのアイディアに頼ってしまった感じはあったものの、デビュー作と思えば。



その2があるかはわからないけれども、なんとなく目についた2人を書いておく。私自身の忘れ防止のために。

やおいを愛好する(?)男性を腐男子、もしくは腐兄という。今のところネット上でしかその存在を確認していないが、どのくらいの規模の読者層なのであろうか。男性読者が購買層が主な(だと思う)エロマンガ誌だが、女性向けのものもいくつかある。そのうち、男性読者狙いのBL雑誌(ゲイ雑誌ではなく)なんか出ちゃうんだろうか。

腐男子、腐兄の方ならば一緒にやおい談義というのもアリなのだろうか。「このオヤジ受が〜」などと感想を言い合ったりするのは、なかなか楽しそうなので経験してみたいものだ。若干の逆セクハラ気分も味わえるのではあるまいか。

一応この本も読んでいた。が、なかなかコレという感想が無い。おおむね納得した。どうしても「萌え」は受け入れられんのだ!っていう態度は何故なんだろう。ササキバラ・ゴウ氏の『「戦時下」のオタク』も読んでみるか。

山田ユギの純愛plus1

1月23日の日記で「山田ユギ氏の描く純愛は”時間”と”距離”によって表現される」と書いた。と、同時に思ったのが、山田氏の描く純愛は永遠に続きそうな感じがするということ。長い”時間”を別々の会うことなくすごしても思い続け、やっと想いが通じたんだしこのあともその気持ちが続くんじゃないかな〜?っていうところで物語が終わる。本当はそんなこと無いはずなのに。長いこと”想い”だけが残っている分頭の中で、事実と妄想が混ざり合ってる可能性も高いし、叶えられた瞬間、終わってしまうこともありうるのだ。想いが通じたそのちょっとあとまでしか描かないから、「永遠の純愛」を作品の中に見出せるのかも。

大学にて先生に最近のオタク事情としてやおいについて説明していたところ、同性愛の話になった。日本のことに話が及んだ際の先生の一言「衆道はあの頃の男のたしなみなんだ」そうだったのかー・・・・。