一条ゆかり氏の本をいくつか読んだ。一条氏は作品の根底部分でいつも「少女は本当に人を愛することで大人の女になる」と「恋をしている女は美しい」ということを言い続けている。一条氏が売れ続けうる理由はこの二つが普遍的に女性に指示される思想であるからなんだろうなと思った。高めの年齢層の読者向けの雑誌に描いてようが、一条様が「少女マンガ家」である所以もここにあるような。