『長い長いさんぽ』以と同じく須藤氏が愛猫ゆずとの日々をつづった猫マンガ。
これを読んでまた『長い〜』を読んだら確実に切なくなるに決まっているのにゆずに会いたくて買ってしまった。

オヤジを多く描くBL作家という認識しかなかった西田東氏。いっちょ読んでみっか精神のもと購入。意外と純愛。あぁそうか、オヤジ+純愛という一見不釣合いな要素同士だからいいのか。「この年になって、こんな風にすきになるなんてな・・・(軽く赤面)」みたいなのが萌えなんだな。人生の苦い部分もなんでも知ってる渋い親父の中身は実は乙女!っていうアンバランスさが腐女子を惹き付けるのか。というか、オヤジ+純愛じゃなかったらたぶん鬼畜か、セクハラ系になるのか。

気になっていたこの本をやっと購入。いい笑いをいただいた。『課長の恋』よりもさらに威力を増している。ただ『課長の恋』の所々に挟まっていた九州男児氏の衆道知識、ゲイネタを読めず残念。『課長の恋』で本編と同等のおもしろさを誇っていたのに。せっかく時代劇テイストなのだから衆道ネタエッセイも載せてほしかった・・・。